【U10－A】藤の木SC40周年記念大会
6月30日に参加した藤の木SC40周年記念大会 @大岡公園の結果を報告します ◆8人制/10分Half [1] vs. 六浦毎日SS→0-0 いつもの事に加え、2戦目をにらんで２～３タッチでボールを動かすことに挑戦してみよう、と送り出しました。 挑戦どころか、まったく迫力のないプレーはメンタル起因では？ 降雨により中止になるとタカをくくって戦う準備ができていなかったのでしょうか？ 心技体のどれも重要だが、「心」がだめだと「技体」の高いパフォーマンスは望めません。 そんな中、せっかくボールを奪っても雑なパスは精度が悪く、受け手が困って次のプレーにつながりません。 受け手の方もオフザボールの時に適切な動きを取れているか？良いポジションを良いタイミングと体の向きとで確保できているか？ このまま戦況を変えられないまま時間が経ち、前半を終えてしまいました。
8人総員交代で後半に臨みました。A昇格の4人と控えの4人は虎視眈々とスタメンを狙うメンバーです。 KO早々、全力で走り強くプレスを掛けようと、ゴールを奪おうと、ゴールを奪われまいと、熱いハートを感じさせるプレーで開始しました。 トップのタツヤは攻守ともに良く走り、チームに貢献していました。 モーションの小さなキックや通るパスの角度・強さの見極めなどはすぐに身につけるでしょう。 左CHのリュウダイは基礎ができておりボールの収まりが良く、落ち着いたプレーでした。 目線を上げて首を振って視野を広くし、ハードワークによりボールを奪う激しさを身につけるのは時間の問題でしょう。 右CHのアオイは難しいポジションながら頭脳を使って流れを読んでプレーしていました。 時々ウォッチャーになっていたのは経験を積めば解決するし、今後の成長は、やはりハードワークがポイントになるでしょう。 右CBのアツキは後半開始早々に体を張ってゴールを守り、直後にはエリア内から左足でボールを掻き出すなど、戦闘力の高さ・ポテンシャルを感じさせてくれました。 心技体の「心・体」が充実していた印象です。 「技」はやる気と練習の量・質で身につけるでしょう。 押し込まれるシーンが多かった中で自陣からエイシン→タツヤ→エイシンのワンツーで右サイドを一気に駆け上がりクロスを入れた場面では得点にはなりませんでしたが、ワンツーのようなシンプルな攻撃は有効なんだと改めて思いました。 このまま得失点なく終了。
[2] vs. バディーSC→1-4 ・前半→1-3(タツヤ) ・後半→0-1 1戦目の後半で、「勝つぞ！」という強い気持ちでプレーしたメンバーをスタメン起用。 開始早々に自陣でずれたパスをさらわれて、エリアの右角からゴール前に走り込んだ選手に合わされ、1失点目。 次はこちらの番、ケイタのゴールキックが敵陣深くまで転がり、相手DFが顔を上げて拾ったボールの出し所を探して体からボールが離れた一瞬の隙をついてタツヤが飛び込んでボールを奪いゴール！ 絶好のタイミングで飛び込んでボールを奪ったタツヤに拍手！ しばらく自陣で守る苦しい時間が続くも、数度チャンスはありました。 良く走っていたトップが息切れしてきた頃、パスを受けるポジションまで戻れず右サイドでボールが止まったところをさらわれて、ゴール前に走り込んだ選手に合わされて2失点目。 この後は「もう一度追いついてやる」という気迫は感じられず、逃げるパスが増えてくる。 こんな時は自らピンチを呼び込むものです。 自陣バイタルエリアでボールを奪われ、かわされ、流しこまれ3失点目を喫したところで前半終了。
後半は1戦目でふがいなさを露呈したメンバー8人に入れ替えてスタート。 KOから15～20秒後には大きなチャンスが到来するも、得点できず。 ゴールから5mの位置で前を向いてボールを持てたら、トゥで突っつくだけでゴールを奪える事があるのを体が知っているはずなのに本番で使えないなら、もっと練習しよう。 しばらく相手陣地で攻め続ける展開が続き、幾度もチャンスが訪れるも決め切れません。 7分を過ぎたころ、ハーフウェイラインの前で数的優位なのに完全にマイボールにできず、弱いパスを狙っていた相手DFにインターセプトされ、スピードに乗ったまま持ち込まれて失点、これで1-4です。 落としてもう一度ビルドアップするのか、横方向にドリブルして相手を動かしてみるのか、近くの味方とシンプルにワンツーで前に運ぶのか、ドリブル突破を試みるのか、正解はない。 でも、弱くて長いパスは通じません。 中盤で同数または数的優位にありながらもボールを奪い、効果的に動かし、スペースを使う事ができないのは、そもそも相手選手の足元のうまさと、本郷の気持ちの強さ・プレーの激しさ・スピードの不足が原因かと思います。 1点を獲ろうと相手陣地で攻め続けるも無情のノーサイド。
[3] vs. 横浜栄FC ・前半→3-0(アキヒサ、ジン、タツヤ) ・後半→1-0(リョウタ) KO前の声掛け・コミュニケーションがこれまでの2試合と違い、雰囲気よく感じました。 マイボールでスタートし、久し振りに左WBに入ったトシがスピードを生かして深く運び、マイナスのグランダークロスでゴールを脅かすもラインを割ってしまいましたが、幸先の良い始まりです。 相手のショートコーナーでマークに付かない、プレッシャーがないのにパスがずれる、自陣でゴール前のスペースに雑なパスを出す、など今日は相変わらずミスだらけです。 思い込みでプレーしているのでは？ CKはゴール前に蹴り込んでくるハズ、このくらいなら届くハズ、ここに相手選手はいないハズ、となっているのならば失点の大きなリスクです。 しっかり声を掛け合ってピッチ上でコミュニケーションをとりましょう。 こんな時はGKやCBが主導権を取り戻す為に声を掛け、後ろからのビルドアップを要求しても良いのでは？ GKカノンはいつもとまったく変わらない様子で沈着冷静にプレーしていて、CBの裏を転がり込んでくるボールを弾き返す時も方向と強さを良くコントロールしていました。 CBカイセイは骨折で離脱していた時、骨折していない左脚の強化に取り組んでいたのを見ていたが、この試合でもその成果が現れてきたと感じました。 5分、ジンの低めのCKをアキヒサが太モモで押し込みゴール！ そうです、体のどこで当てても、おしりでも背中でも、こんな時は当てた者が勝つのです。 6分、左サイドのトシが逆サイド絞り気味の位置でフリーのジンに送り、ワントラップしてから落ち着いて右足を振りゴール！ このシーンの前に起きた事を併記したい。 左サイドの低い位置でルーズボールをアキヒサは無理せずライン際のトシへ、そして真ん中でフリーのカズマへ、絶妙の方向と強さでトップに入ったタツヤへスルーパス、２～３タッチで右に流れて打つもGKがはじき、さぼらず走り込んだカズマがライン際で拾ってトシへ戻してゴールが生まれました。 8分、タッチライン際で強いプレッシャーを受けながらジンがボックス右横まで運び、良質のグランダークロスをトップのタツヤに与えて、ファーストタッチでボールが浮いてしまうも、タツヤは落ち着いて打ちゴール！ この後ずっと攻め続けるもネットを揺らすことなく前半終了。
後半はやはり総員交代、相手のKOで始まりました。 プレスが弱く、なかなかボールを奪えません。 体を当てれば良いのか？足を出せば良いのか? 相手は前後どちらを向いているのか?数的有利なのか不利なのか？中なのかサイドなのか? いろいろ考慮すべき点はありますが、たたくタイミングはどうでしょう。 今後、はげしさと同時に効果的なタイミングなども身につけて参りましょう。 一進一退を繰り返す中、何度かチャンスが生まれるも、決め切れません。 8分、前を向いて前進しているCHリョウタが左WBレンからショートパスを受け、見事なファーストタッチで相手ディフェンダー2人の間をすり抜け、2～3タッチのドリブルで運んでエリア左から右足一閃、ゴール！ ゴールまでトップのエイシンと右WBシュンが詰めていて、リョウタにはどちらも選択肢でしたが、「オレが入れてやるッ！」という気迫、ゴールに向かう強い気持ちは相手には大きな脅威です、とても大事だと思います。 こうした中で、1・2戦目と比較してCBアキノリの動きが試合中にもグングン上向きます。ワンかツーで急いで蹴るケースが多かったが、足元に収めると前を向き、自信を持ってパスか運ぶかを瞬時に判断してプレーし始めたように見受けられました。 栄FCは効果的にサイド攻撃を繰り返し、あぶない場面もありましたが防ぎ切り終了。
藤の木SCさま、創立40周年おめでとうございます。 この度は貴重な大会にご招待下さり心から感謝を申し上げます。 対戦して頂きました六浦毎日SSさま、バディーSCさま、横浜栄FCさま、ありがとうございました。 今後も交流を深めさせて頂きたいと存じます、よろしくお願いします。 審判にご協力くださった皆さま、力強い応援をして下さった保護者の皆さま、ありがとうございました。